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| 芸術編集研究センターは、アートの力をいかに社会の中で組み上げ、編集し、組織化してゆけるか、その分野の人材育成をめざして立ち上げられた京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科を母体とし、アートの力を社会化してゆくための研究・キュレイション・アート展などの実践の場をオーガナイズしてゆくことを目的に設立されています。アート分野の人員育成、プログラム開発、事業開発を、より一層の産学連携のもと積極的に行っており、以下の3つを三本柱とした活動を展開しています。 |
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(1) 美術鑑賞教育プロジェクト「ACOP(Art Communication Project)」のプログラム開発と事業化 |
| 鑑賞者のニーズを把握した「未来のキュレーター・プロデューサー」を育てるため、美術鑑賞教育プロジェクト「ACOP(Art Communication Project)」の開発と事業化を行っています。ACOPとは、1980年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された手法「Visual Thinking Curriculum(通称VTC)」をベースに行われる対話型美術鑑賞プログラムです。このプログラムでは、知識のみでアート作品を鑑賞するのではなく、作品をみて自分で発見したことや考えたことを他の鑑賞者とコミュニケーションすることで読み解いていきます。当センターでは、MoMAでVTCの開発に携わったアメリア・アレナス氏の協力を仰ぎながら、ASP学科福のり子教授を中心に、NPOやASP学科と連携しながら、ACOP教育ツールの開発や、学内外での(小中学校や美術館、ギャラリー等、またASP学科では授業の一環として)ACOPの実施を行い、その普及と事業化を目指しています。 |
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(2)アートビジネス研究(アートイベント/アートフェア/アートディーリング実施のための研究) |
アートビジネス研究として、アートスペースの運営、アートイベントの開催、海外アートフェアの視察などを行っています。京都河原町にあるart
project room ARTZONEは、運営事務局をASP学科学生が行い、新しいアートの実験場として機能しています(2006年1月、東京・六本木に、本センターが運営するオルタナティブスペースmagical,
ARTROOMもオープン)。また京都市や企業を巻き込み、アートイベントARTBEAT KYOTOを開催しています。「混沌から躍り出る星たち」展(京都造形芸術大学卒展からの選抜作品+ゲストアーティストによるショーケース)では、ASP学科学生がプロデュースを担当しています。その他、定期的に、学生を引率してのNY研修やロンドン研修を企画し、ギャラリーや美術館、アートフェアやアートイベントの視察を行っています。
これらの活動は、ギャラリースペースの企画力、アートプロジェクトの立案・マネージメント力、展覧会のキュレイション力を養い、社会の中でアートを機能させビジネスとして展開してゆける仕組みを作り上げるための研究として、行われています。 |
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(3)新しいアートクリティック(批評+理論)の創出 |
| 近年、ますます国際化するアートシーンは、さらなる多様化の傾向をたどっており、それを束ねる新しい批評や理論が求められているのが現状です。本センターでは、現代アートの批評あるいは理論に関するシンポジウムの開催(年間2回)、研究紀要の発行(年間2回)、アート新書の発行(年間5冊程度)などを行い、現代アートにおける新しいクリティックを創出し、イニシアティブをとっていくことを目指しています。2005年度には、「芸術編集研究センター設立記念スーザン・ソンタグ追悼シンポジウム ラディカルな意志の彼方へ向けて」を行い、彼女の批評精神を継承していくことを宣言しました。自らを取り込もうとするものに対して「言葉」で闘った彼女が言い残したのは、現実の全てに対して注意を注ぎ、生きられた現実をつかみとることでした。われわれは彼女の批評精神を引き継ぎ、新たなクリティックの創出を目指します。 |